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  • 執筆者の写真Naoki Shibata

E&HのDXデジタルトランスフォーメーション

更新日:2023年4月10日


“デジタルトランスフォーメーション(DX)とは、組織におけるデジタル技術の導入のことである。 その導入の共通目標は、効率、価値、またはイノベーションを向上させることである。” (*1) (原文: Digital transformation (DX) is the adoption of digital technology by an organization. Common goals for its implementation are to improve efficiency, value or innovation.)


弊社では、DXの最初のステップとして電子化されていない情報を電子化するため、いくつもの情報入力アプリケーションを開発を始めました。

紙面に記録されているデータの再利用の難しさや、後の端末への入力という入力重複作業を減らすため、また承認業務の利便性向上のために、紙へデータを記録することを段階的に廃止し、モバイルを始めたとした電子端末へのデータ入力へ変更。ペーパーレス化による印刷コスト削減や環境への配慮にも貢献することができました。具体的なアプリケーションには、検査記録、工作機械の修理依頼、工程変更申請、稟議申請、新規サプライヤー申請等があります。


次に、主にオフィス部門での繰り返し業務のコストやエラー削減策として、RPA(ロボティックプロセスオートメーション)の活用をいたしました。

システム間の転記や、データの抽出と入力業務を、ロボットによる自動化をし、人件費やヒューマンエラーを削減。営業、経理、生産等のすでにシステムに保存されているデータを抽出、集計し、定期レポートを作成することや、データの入力業務自体の自動化をしました。


製造部門では、複数工場の複数フロアで生産をしている自動旋盤や研磨加工機等の1,000台以上の工作機械が、計画通り稼働しているかを把握するため、IoTと呼ばれるテクノロジーを利用し、まずは100台弱のCNC自動旋盤からリアルタイムに稼働状況や生産数量情報を電子的に取り出し、一元に視覚化し、ダウンタイムの削減につなげる活動を進めております。


また、すでに十分な量が蓄積されているデータの活用として、データ主導型の意思決定を推進すべく、AI(人工知能)を活用したロジックを構築し、人間の能力では処理しきれない膨大な量のデータから、販売オーダーの異常パターンや傾向の変化を検出し、生産計画チームへフィードバックし、材料手配や人員配置の効率化をする仕組みをトライしております。


一方で、データや端末が増えていくとセキュリティーやネットワークにも改善が必要になります。

各端末の行動モニタリング、サイバー攻撃や自然災害BCP対策として安全な場所でのデータバックアップをしたり、複数の通信会社を利用し有事の際の予備のインターネット回線を確保するといった策も講じております。






当社は、日本、タイ、インド、メキシコに拠点を持ち、約1,000台のCNC自動旋盤で毎日100万個以上の製品を生産し、ロットサイズを問わず自動車、電機、医療、航空等の業界に安定した納入で製品をお届けしています。


無料お見積りのお問い合わせや、10分間でできるバーチャル工場見学、また、業界動向や技術情報をお届けするメルマガも配信しています。



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